よそゆき

私的読書記録
   


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| 2010.03.26 Friday | - | - |


蝶々喃々
小川 糸
ポプラ社
(2009-02-03)

JUGEMテーマ:読書
 
| 2010.03.26 Friday | 小説 | comments(32) |


阪急電車
電車ですれ違う様々な人たち。
みんなそれぞれ、ちがう思いを抱えていても、
電車はただ進んでいく。

阪急電車に乗り合わせた人たち、
すれ違うだけの人たちの思いを、停車駅ごとに語る手法。
こういうのもおもしろいです。

好きだったのは、一駅目、宝塚駅。
さわやかに、恋の始まりって感じがして、読んでて楽しい。
あと、折り返しの甲東園駅。
受験勉強の苦しさっていうか、何を選択するかの苦しさ。
なんか、身につまされました。
| 2010.03.26 Friday | 小説 | comments(0) |


ブラザー・サン シスター・ムーン
誰でもない時代。引き伸ばされた猶予期間。
本と映画と音楽。それらがあれば充分だった――。
学生時代を綴る、青春小説。

取り留めのない回想。
私の受けた印象はそんなものでした。
自分の学生時代を思い返してみる。
小さな後悔がよぎる。
この小説のようにきれいに思い返すことができない。
ほんの3年前のことが、もう遠い。

3人のパートのうち、一番好きだったのは綾音。
唯一の女性視点。
一番、読んでてしっくりきたのは衛のパート。
ハラハラしたのは箱崎一のパート。

もう少し、期間を置きたい。
そうしたらきっと、今よりおもしろく読めそうな気がする。
| 2010.03.26 Friday | 小説 | comments(0) |


ムーミン谷の彗星
小さな生き物が愉快にくらすムーミン谷。
しかし、じゃこうねずみが地球に彗星が近づいていると言い出した!
ムーミントロールとスニフは、おさびし山の天文台をめざすのだが・・・。
児童文学の傑作。

小さい頃に読んだはずだけど、すっかり忘れているので読み直し。
こんな話だったっけ?ってちょっとびっくり。
誰かスニフに自信とか与えたげてください!

スナフキンは頼れるキャラで、相当イイ!
スノークのおじょうさんも、ほのぼのしてていいなぁ。
あっ、このお話にはミイは出てこないんですね。
とにかく、ムーミン谷が無事でよかったです!
| 2010.03.26 Friday | 小説 | comments(0) |


悶絶スパイラル
するどい突っ込みがクセになるエッセイ。
おもしろすぎる・・・。

「名言日めくり」
トイレにカレンダーなんか貼りたくない。
でも、この「名言日めくり」には心を動かされる。
365日、漫画に登場した名言の日めくり。
おもわずにやにやしそう。
知ってる漫画でも、知らない漫画でもおもしろそうだ・・・。
ただし、家に友人を呼べない気はするが。

あと、「怠惰な生活」の項でなされるロハスの考察も良い。
みんなで転んだおばあさんを助ける場面も、もちろん良い。


 
| 2010.03.26 Friday | 随筆 | comments(0) |


f植物園の巣穴
梨木 香歩
朝日新聞出版
(2009-05-07)

歯が痛くなり、ウェリントン・ブーツがなくなった。
f植物園の隠り江のうろに落ちた私は、そこで
「千代なるもの」を探すことになる。
水の気配の幻想小説。

ラストはやられたー、という感じである。
ははっ、「ん?」と思いながらも、まんまと。
いや、よかったです。

不思議が起こりながらも、納得も与えてくれる。
植物や水の描写は魅力的。
古風な雰囲気も好み。
読み終えた後の開放感もある。
素敵小説です。




| 2010.03.13 Saturday | 小説 | comments(0) |


もえない―Incombustibles
クラスメイトの杉山が死んだ。
燃えずに残ったのは、僕の名前が刻まれた金属片。
そして僕は、杉山からもらった手紙のことを思い出す。

謎をきれいさっぱり解き明かすことを主眼にしているわけではないからだろう。
読み終わっても、謎が残っている。
なぜ山岸小夜子が姫野と付き合うことを杉山は止めたのか。
あの手紙は何のために書かれたのか。

しかし、意味のある行動ばかり、人間はとるわけではない。
本当は意味なんてないのかもしれない。
現実の事件だって、きれいには読み解けない。
読み解けるわけがない。
だとしたら、虚構の事件がきれいに読み解ける道理があるのだろうか。
なーんてことを考えました。
| 2010.03.13 Saturday | 小説 | comments(0) |


六月の夜と昼のあわいに
恩田 陸,杉本 秀太郎
朝日新聞出版
(2009-06-19)

この世の中の不思議。
静かで奇妙な10の短編。

「夜を遡る」

今夜あたりグレメが上がってくるから、川に行ってはいかんよ。
だけども川で遊び、思ったよりも早く日が暮れて、
僕と勝気な妹はグレメに遭遇する。

兄の頼もしさを感じる、不思議なふるさとのお話。



「翳りゆく部屋」

彼女たちはやってくる。
不満や愚痴や呪詛を吐き出しては帰っていく。
そうしてあたしのベランダ菜園は育っていく。

少しずつ、積もりに積もった疲れが…って感じ。
私はわりと聞く側にまわっちゃうので、
なんとなく怖かったです;
| 2010.03.13 Saturday | 小説 | comments(0) |


胡蝶の失くし物 僕僕先生
あいかわらずのんびりと旅を続ける僕僕一行を、最凶の刺客が襲う!
だけどもこわ〜い刺客の、やさしいお母さんが病に侵されて!?
僕僕先生シリーズ第三弾!!

はっ、はっ、薄妃〜!
今回は、薄妃の恋に大きな動きが!
残してきた恋人についに会いに行くのです。
読みながらどきどきしました。
確実に今回の読みどころです。

あと、最凶の刺客、劉欣の今後も気になりますね。
でも相対してみて、やっぱり僕僕って最強だな、と。
だんだん影が薄くなってる気がする王弁は、
もっとしっかりするように(笑)
| 2010.03.13 Saturday | 小説 | comments(0) |


ぽろぽろドール
お人形を「可愛がる」人の、ひそやかなひみつ。
お人形にまつわる短編6編。

一番好きな一編。
「手のひらの中のやわらかな星」

同級生の冬馬さんはかわいい。
わたしのお人形「トーマ」はかわいい。
この可愛い子を、かわいがりたい。
平凡な田舎女子高生の、かわいいものへのあこがれ。
諦めと憧れと、でも何とか手に入れたいという思い。
収録作品の中で、一番明るい作品かも。

一番怖い。
「僕が人形と眠るまで」

車が爆発する。
うつくしい僕の顔が、崩れてしまうところから物語は始まる。
ほんとに怖いし、なにより暗い。
過去がきらきらと光るほど、
人形と眠る僕が悲しい。
 
| 2010.03.13 Saturday | 小説 | comments(0) |